こんにちは、T.W_nicolです。
昨日は乳製品と喘息について書きました。
カルシウムだけを過剰摂取するとアレルギー反応も過剰に現れます。
カルシウムは細胞外に多く、細胞内には少ない傾向にありますが、
マグネシウムがカルシウムの誘導係として働いてこそ適切なバランスを保ちます。
乳製品はカルシウムが異常に多いのですが、
マグネシウムがほとんど入っていないという成分比率です。
これが問題です。
カルシウムの体内バランスが崩れることで、
ヒスタミンが過剰に作られることになります。
アレルギーの原因物質でもあるヒスタミンが過剰に生成されると、
花粉症のように異物ではない物質に対してまで過剰に反応を起こします。
免疫機能に異常が見られる、
いわゆるサイトカインストームが起こるのです。
乳製品が身体に良いとされている一つの要因に、
カルシウムが豊富、という点が挙げられるでしょう。
しかしミネラルは単体で多く摂取した方がいいタイプと、
むしろ摂取しない方がいいタイプがあるのです。
カルシウムは後者で、
乳製品でカルシウムを摂取しようとすると過剰に体内に入ってきてしまいます。
カルシウムが過剰に吸収されてしまうと、
血中にまでカルシウムが流れ出てしまいます。
カルシウムは血液中には微量に存在する程度で、
過剰に血中にあっては各臓器や自律神経系にまで悪影響です。
ですからカルシウムは骨にリン酸カルシウムとして貯蔵されて、
必要な時に必要な場所に届けられて使われます。
ところがカルシウムの過剰摂取により血中にカルシウムが溢れると、
異常事態だと身体は判断して腎臓に働きかけて体外へ排出しようとします。
正常なプログラムではありますが、
しかし身体もどのくらいまで排出していいのか正確にはわかりません。
ですから、とにかく根こそぎ排出してしまうのです。
過剰は危険ですが、全くないのも問題です。
ですから今度は骨からカルシウムを分解して体内に巡らせます。
帳尻はこれで合うのですが、結果として骨のカルシウムが減るということに。
この現象を脱灰と言います。
乳製品はこの現象をたやすく引き起こしますから、
結果として乳製品が骨を脆くさせる原因にもなるのです。
乳製品は酸性ですから、中和させるためにもカルシウムが必要。
それも骨から抽出してしまうので脱灰に追い打ちをかけます。
つまり、カルシウムが多く含まれているから乳製品を多く摂る、
というのは全くのデタラメということです。
これはあくまで乳製品のカルシウムとマグネシウムのバランスだけを見ていますが、
その他にも乳たんぱく質、乳脂質、乳糖、ホルモンなど、
乳製品の害は各栄養に渡り解明されています。
明日はその続きを書いてみようと思います。
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。
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